キリングループは、未来を見据え「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」というビジョンを掲げています。CSV（Creating Shared Value）とは「共通価値の創造」を意味します。キリングループの事業領域は医・ヘルスサイエンス・食と幅広いですが、単に商品や薬を提供し、お客さまや患者さまの期待に応えるだけではなく、社会課題の解決などにも取り組むことで社会的価値と経済的価値の双方を創出することを志向しています。
お客さまのニーズや社会課題は、刻一刻と激しく変化しています。その時代において、モノ造りを基本としている企業は、常に新しい商品やサービスを産み出していかないといけません。キリングループの研究開発部門に関わる研究者、技術者は自らの専門性を高めることはもちろん必要ですが、お互いの多様なバックグラウンドや領域を融合させ、イノベーションを起こすことが求められます。その上で未来を思考し、新しい技術にも貪欲に取り組む姿勢も大事です。事業領域が広い分、今までにない新たなモノ、コトを作りだす環境と人財が、われわれキリングループに備わっています。それは海外にも広がっていますし、オープンイノベーション、アカデミア、他企業との交流にも積極的です。
一方、研究・開発は常に成功する訳ではありません。道に大きく迷うこともありますし、テーマの大きな見直しが必要になることもあります。しかし挫けることなく、柔軟に方向性を修正しながら、新たな高みを目指す風土がキリングループにはあります。だからこそ事業領域を広げながら、100年を超える企業活動を継続できてきました。
新しい価値を創造することに目を輝かせるメンバーとチームが、多くの果実を実らせ、サイエンスとテクノロジーの力で、真にCSV企業として邁進するキリングループの推進力を担ってまいります。
